BFエクストラ構築の際の評価点
先日の朧影のゴウフウ、五月雨のソハヤの登場により、ただでさえギリギリのBFのエクストラがどうしようもなくなってきたので、思考の整理ともし新しくBFをはじめようって人のために一度基本に立ち返り、自分がどういう基準でエクストラを決めていたのかをまとめてみた。
ただ、あくまで私個人の採用基準であり、万人に当てはまるものではないのでご注意を
1.思考停止採用枠
レベル7
BFT‐漆黒のホークジョー
メリット
・墓地のBFSモンスを使い回せる
・多数のワンキルルートで有用
・チドリゴウフウ等で蘇生も容易
→チドリでは蘇生できないとのこと。ゴウフウでならば可
デメリット
・鳥獣ではないのでゴトバで排出できない
・シンクロ時の制限、ジュラゲドを介したり、スチームトークンを介する事ができない
A BF-驟雨のライキリ
メリット
・BFでは希少な能動破壊効果
・ホークチドリゴウフウ等の蘇生手段が豊富
デメリット
・場に他のBFがいないと機能しない
その他
・チューナー化。盤面によってメリットにもデメリットにもなる
A BF-涙雨のチドリ
メリット
・気軽な高打点。28003000を楽に超せる
・墓地のBFS蘇生効果による激流警告等への強気な選択肢
デメリット
・特に無し
その他
・チューナー化
レベル6
BF-星影のノートゥング
メリット
・旋風の二回発動
・バーンダメージによるワンキルルートの増加
・デバフ効果による高打点突破能力
その他
効果処理の一環として、バーンがデバフに連動しているので、バーン効果が無効化される、バーン効果がダルク等で反転されるとデバフ効果は発動しないのでそこだけは注意。しかし逆のデバフ効果が使えない場合でもバーンは発動する。
また、召喚権を増やす効果はカストルと違い、ヴェーラーで無効にできるので注意。んで、理解している相手はやらない手順だけど、ヴェーラーで止められていてもノートオロシでホーク、efでノート蘇生すると別段問題なく召喚権効果は使える。プレイングがおざなりな相手は結構最初のノートを止めに来るので覚えておいて損はない。
まずはこの4種類、ホークライキリチドリノートノートの5枚は思考停止でぶちこんでいいだろう
BFを使うのなら効果説明は野暮だろうし省略
そして選択枠、環境やデッキの癖でちょくちょく変更していく枠
2.選択枠
レベル9
氷結界の龍・トリシューラ
メリット
・言わずもがなの場崩し能力
デメリット
・出すのに3枚使用する重さ
・ヴェーラー握られてる時のハイリスク
○五段階で評価するなら4。
ここぞという時は大きく活躍してくれるが、盤面を結構選ぶモンスターな印象。3枚でレベル9を出すならもう少し幅広く展開できるので今期では抜いた一枚
幻竜星・チョウホウ
メリット
・ゴウフウ+ブラストクリスで召喚権を使わない出しやすさ
・破壊された時のチューナーサーチによる強気な攻め選択肢
デメリット
・効果を十全に使えていない
・純構築だと場にいる時は実質バニラ
○評価は2
ゴウフウ発表までは気にも留めず、ゴウフウソハヤが発表されたため試験的に採用した一枚。
クサナギの登場及び性能次第では次期のスタメンもありうる。
レベル8
煉獄龍・オーガドラグーン
メリット
・環境メタである御前魔封じマクロを守れる
・特に御前に関してはBFでの展開を阻害しない
・スタダと違い虚無空間も守れる
・龍呼を止められる
・高打点
デメリット
・ハンドレス前提なため返されると辛くなる
・ハンド消化出来ない盤面で出し辛い
・うさぎでしぬ
・ターン制限の為止めるカードはしっかり考えなくてはならない
○評価は5
御前魔封じさいつよ環境の最中、キービートルとともにメタの核となったカード
しかしゴウフウソハヤとは相性が良くないので今後は構築しだいで抜けていく可能性も高い
スターダスト・ドラゴン
メリット
・魔封じ御前を守れる
・モンスター効果の破壊効果からを防ぐ
・うさぎで止まらない
デメリット
・御前との相性は悪く、クリスタルでも出ていないと打点不足に陥る
・低打点
・マクロ下だと場に帰ってこれない
○評価は5
オガドラほどではないが、魔封じ下では非常に活躍した一枚
特に好きなカードであるし、次期も使っていきたいが、御前マクロを貼らなくていいような環境でないと抜ける可能性はあるだろう。
クリスタルウィング・シンクロドラゴン
メリット
・モンス効果封じ、エキトリnsで無理やり突破されない
・高打点
デメリット
・出し辛い
・魔法罠には無抵抗なため、オガドラかスタダを並べておきたい
・御前下ではスタダとしか共存出来ない
・チェーンブロックを組まれると効果を無効に出来ないので一部デッキには無力
○評価は4
効果は非常に優秀でイラストアドも高いカード
しかし出しづらい、魔法罠に無力、チェーンブロック組む相手がキツイなど単体では使いづらい性能をしている
ソハヤ登場で出しづらさが緩和されたので他のカードで補助していければ次期も実力を発揮できるのではないか
クリムゾン・ブレーダー
メリット
・帝や今後台頭する可能性の高い青眼、ブラマジ、巨神竜を封殺できる
デメリット
・相手のモンスを殴って割らなきゃいけない所
○評価は3
今期は一回も使っていないが、次期では採用候補になるのではと考えているカード
まぁP環境が終わらない限りは逆風が続くのだろう
スクラップ・ドラゴン
メリット
・朧影トークンや展開に邪魔なカードを割りつつ相手の場を荒らせる
デメリット
・役割はライキリと近く、エクストラ枠を割いてまで投入する必要性が薄い
○評価は3
ライキリとの違いは自身の場にある邪魔なカード、朧影トークンやチキンレース、勝ちを決めに行く際の魔封じ等を割れる事であり、そういう方面に伸ばすデッキなら採用価値が上がる
アドの取り方を考えさせられるカードである。
PSYフレームロードΩ
メリット
・擬似ハンデスによる展開阻害と情報アドの取得
・場を空けられる
デメリット
・普通のカツカツのエクストラでは採用価値が薄い
・ハンデスはランダムなため抜きたいカードが抜けるとは限らない
○評価は2
ゴウフウ採用なら入れておきたい一枚
自分で使うと強くなく、相手に使われるとうっとおしいので正直あまり好きではない
魔王龍・ベエルゼ
メリット
・強耐性、デッキ次第では完封する
・高打点かつ打点上げの効果も
デメリット
・イグPで簡単に除去されるのでEM相手には採用価値が低い
・多くのデッキでトリシュによる除外や脱出カステル等バウンス手段はあるので過信できない
○評価は4
なんだかんだで一枚で詰みの状況も作れるため評価は高い
が、現環境は永続罠でメタを構築したほうが性にあっているので抜けた一枚
レベル7
BF−アーマード・ウィング
メリット
・完璧な戦闘耐性から相手への無理を強いれること
・BF内での豊富なシナジー
デメリット
・ベエルゼに対するデメリットそのまま
・+効果破壊に無抵抗なのであっさり死ぬ
○評価は3
旧BFの切り札でもあるし余裕があるなら採用したいカード
単純に戦闘完全耐性は効果破壊をこいつに撃たせる動きを強制でき、展開途中に効果破壊を何度も刺してくる嫌なデッキでもなければ見えないところで活躍するだろう
また、ゴウフウのおかげで蘇生しやすくなったため、ゴウフウ採用なら序盤から積極的に出していくのも悪くない動きだろう。
ブラック・ローズ・ドラゴン
メリット
・ぶっぱ
・ゴウフウハルマッタンで召喚権を使わず撃てるようになった
デメリット
・自身の盤面も崩れる
・場が煮詰まってると止められる札はかなり多い
○評価は4
スタダに並んで好きなカードなのでできれば投入したい贔屓心がある
今までは劣勢をイーブンにしたり、ロックを無に帰す役割であったが、ゴウフウ入りならチャンスメイクの面も強くなったので普通に構築次第では投入が考えられるだろう
月華竜・ブラック・ローズ
メリット
・希少なバウンス持ち
・相手の高レベルモンスに対する牽制
デメリット
・強制効果なため、バウンスするカードを相手に選ばされる
・エクシーズには無力
・帝にも無力
○評価は4
本当にエクシーズ環境でなければ活躍するカードだろう。kozmo辺りにも強く出れるのでは?(無知)
今期はイグP嫌って投入することもあったが、中々立てる機会が無かったように感じた
青眼やブラマジにはなんとなくつよそうなイメージもあるので選択肢の一つで考えておいて損はないだろう
クリアウィング・シンクロドラゴン
メリット
・高レベルモンスターへの牽制
・自身のカード効果によるバンプアップが可能
デメリット
・低打点
・チェーンブロックを組まれると無力
・多くのエクシーズには無力
○評価は2
イラストアドが(ry
水精子辺りには強いのだが、最近は存在がなくなったかのような影の薄さを誇っているデッキのメタを投入するほど余裕はない
クリスタルも出しやすくなったし、次期も採用の線は薄いのではないだろうか
レベル5
HSR−チャンバライダー
メリット
・ライフ削り能力、ジュラゲドを握っていればそれだけで8000を削り切れる
・その他多くのワンキルルートで採用される
デメリット
・御前下では動き辛い
○評価は5
殺意の塊
ソハヤ採用ならレベル5の枠が圧迫されるから抜こうかとも考えていたが、ぶっちゃけBF間のメタやシナジーを合わせてもこちらの方が優秀なのではないだろうか
仮にソハヤ2枚を採用しても投入する価値のあるカードなので、今以上に御前できないデッキに人権が無いみたいなことが起きない限りはこれも思考停止投入枠でもいい気がする
レベル4
古神・クトグア
メリット
・エクシーズで煮詰まってる盤面での回答
・ランク4へ繋いでアドを取れる
デメリット
・出し辛い
・現環境盤面で居座るランク4エクシーズの主流がフレシアなため出す理由が薄い
○評価は3
弱くはないけど使う盤面がとことん狭いカード
シンクロの充実でエクシーズの採用枠が狭まっているので無理に出すこともないだろう
出し方で思い浮かぶのが、ブリザハルマッタン、カルートオロシで、前者はヴェーラーされない限りノートでいいし、後者はそのようなハンドならもうほぼ負けなので、よほどランク4を出したくなるデッキでないなら投入する価値は薄い
エクシーズ
ホープ、ライトニング
メリット
・5000打点で殴れる
・戦闘時に効果を発動させないため墓地に送った際に発動するような効果を防げる
デメリット
・2枠割かなければならない
・5000打点は試合を決められる程強くはない
・うえに実質一回しか使えない
○評価は4
個人的に戦闘中に相手に効果を使わせない、という効果が好きなので信頼を置けるようなカードなのだが、このエクストラ圧迫時代にその小さな不安を取り除くために二枠を使うのはどうなのか考えてしまう
事実最終的にゴウフウソハヤ入りを試した際は抜けてしまった
しかしこれもパワーカードであるので、打点に事足りてるBFならば採用するかは本当に好み次第なのではないか
No.69覇鍵甲虫・マスター・キー・ビートル
メリット
・御前魔封じマクロ虚無等永続罠との抜群の相性
・御前下でBFが動ける
デメリット
・バウンスには弱かったり、防げていない部分からあっさり突破されかねない
○評価は5
これもほぼ思考停止採用枠で考えてもいいのではないだろうか
ただ環境の変遷で、ヴェーラーやうさぎの増加と、魔法罠を破壊ではなく除外してくる傾向にあり、永続罠が機能しないような環境になれば、場合によっては抜けてくる可能性もある
RR−フォース・ストリクス
メリット
・必要なカードの補充が出来る。特にデスが登場したお陰で次のターンの対応の選択肢が馬鹿みたいに増えた
デメリット
・除去は真っ先にされる事が多いため、アドを稼げない事が多い
・2回効果を使うと邪魔になる
○評価は5
ストリクスは単体で置くのではなく、御前魔封じ等の永続罠、ナイトメアやクリスタルウィング等の制圧モンスター等と並べてこそ真価が発揮されるだろう
人のデッキを見てみると評価が低いのか抜いている様子が見られるが、旋風に頼らずBFを引っ張ってこれ、1ターン止められる準備があればレベル7~9。ランク4を柔軟に使い分けられるため個人的には積極的に出していきたい一枚だ
まぁ、デスを採用しないデッキならば投入は選択肢だろうし、1ターン耐えられない環境なら抜けるのだろうが
ヴェルズ・ナイトメア
メリット
・特殊召喚への圧倒的な制圧能力
デメリット
・アドバンスしてくる帝には弱い
・薄い可能性だが2000バニラには殴り殺される
・ジャイハン等明確な対処法がある
・後続が続けないと普通に返される
○評価は5
前述したが、ストリクスと並べてこそ真価を発揮するカード
こいつは既に盤面が構築されているか、後続が続いてこそ有用な、いわば一時しのぎのカードであり、後続を確保できていない状況で出してもさほど相手は驚異ではない。
kaijuとか帝とか一部デッキに無力な面もあるが、しかしランク4の採用枠では現状トップクラスに高評価のカードだ
鳥銃士カステル
メリット
・デッキバウンスによる蓋力
・ゴトバの弾にも
デメリット
・実質一発限りなのでヴェーラー等が辛い
・1枚バウンスで致命傷を与えられる位まで盤面を崩せているのなら大抵殺しきるか、別手段で盤面に蓋してる事が多い
○評価は2
蓋力はあるのだが、個人的にはナイトメアで十分であり、一枚バウンスするために採用するのは戸惑うこともあるのだが、スケールの残っているEMに魔封じで無理やり蓋をする動きは強いのでランク4を重要視するエクストラ構築なら間違いなく採用されるのではないだろうか
ヴェルズ・ビュート
メリット
・ぶっぱ
・自分自身は生き残るのでブラロと比べると一応返しにも微量な強さを持つ
デメリット
・撃っても勝負を決められない
・盤面次第では効果が使えない事が多々ある
評価は3
現環境比較でちまちましたアド取りが主なBFならば効果の発動は容易
しかし相手ハンドがモンキードクロなら即返されるし、どうやっても相手に1ターン猶予を与えてしまうので、ぶっぱしたいなら俺はブラロを入れる
ここまでが選択肢に入るカード
んで諸々の理由で他所では選択肢に上がっていたり、かつて採用していたが選択肢から除外するカードが以下
3.不採用枠
レベル7
邪竜星・ガイザー
理由
低速な環境や、これがピンポイントメタになったり、ドラゴリッチを採用するような環境なら採用するが、受け身な効果なうえ、ちょっと平均より打点が高くても現状普通に上から殴り殺されるので不採用
理由
戦闘時は自身だけではなく、自分の場全体に効果が及ぶのは良いものだが、単体ではダンテすら倒せず、場に他の高打点モンスが並ばなければ役割を果たせないので
BFの展開力が更に上がり、簡単に場にレベル7BFSが三体並べるような未来があれば選択肢になりそう
レベル6
獣神・ヴァルカン
理由
1:1バウンスはまぁまぁ有用だが、こいつを出すくらいなら二枚目のノートを出した方が強い盤面しかない
二枚入れたうえで無理にねじ込むにしても3枚目のノートを使った方が活躍出来るだろう
うえに表しかバウンス出来ないのは更に局所的にしか使えないので不採用
BF−アームズ・ウィング
理由
ノートが強すぎるので割く枠がない
エクストラをBF統一するなら1枚入れてもいいだろう
ビヒーマス
理由
同じ
レベル5
幻想の守護者・アルマデス
理由
効果は好きなのだが、採用する枠がなく、同じレベル5ならチャンバラの方をまず採用するため
ソハヤが登場したことも物凄い逆風なのではないだろうか
BF−煌星のグラム
理由
こいつ使う利点というのは、旋風ゲイルブリザの形からフィール版BFであるホークノートグラムを出せ、それがきっちり8000ジャストキルする魅せ試合が出来る事以外に存在しない気がする
あと名前がかっこいい
エクシーズ
ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン
理由
ライトニング。
ただライトニングと違い効果は長続きし、闇属性で枠も一つでいいため、打点が足りないと感じたらワンチャンあるのではないか
深淵に潜むもの
理由
打点が低すぎる
現環境では一番仮想敵になるのが彼岸だろうが、彼岸に出しても特に抵抗なく突破されるだろう
EMの深淵はヌトスを介するから強いのであって、ヌトスを介す余裕のないBFで採用する理由がない
零鳥獣・シルフィーネ
理由
何に対して出していくのか分からない
鳥獣二体で出す事に個性を感じるのかもしれないが、別段他のカードを抜いてまで際立たせる個性ではないのではないだろうか
そしてソハヤ登場によるソハヤ投入なら選択肢に入れたいのが以下
A BF−五月雨のソハヤ
二枚以上前提の効果を持ち、現状採用するならまずこちらの効果を活かさなければ採用価値は低くなる
しかし前述で紹介した通り、BFのエクストラはパンパンであり、ソハヤの効果を使うのならばエクストラに投入するカードもだが、ヴァーユ等メインデッキにも投入するカードが増えるという、時代のせいで癖が強くなってしまっているカードである
9期以前にこの効果で登場していれば手放しで喜ばれるカードだったであろう
①スターダスト・ウォリアー
ソハヤ二枚で出せるアクセルシンクロモンスター
単体ではそう強くもないが、他のメタカードと同時に出ていれば輝くカード
そしてそういう盤面が比較的作りやすいシュラゲイルの形が成りやすいので投入選択肢になっている
②アルティマヤ・ツィオルキン
ソハヤ二体で出すダークシンクロモンスター
スタウォとは二択になるだろう
スタウォと違い、エクストラの構築次第でメタの範囲が広がるが、伏せられるカードがなければ機能しないため、一長一短である
更にBFにはオニマルやクサナギといった高レベルシンクロ、サヨやコピペ鶴のような低レベルシンクロが控えており、OCG化が叶った場合はさらにエクストラ構築で悩む事になるだろう
ゴウフウやソハヤは癖が強く、その分構築にも影響が出るため、人の好みや癖で戦術が様変わりし、スタンダートなBFという概念はもう存在しないとも言えるのではないだろうか
新規や環境によってはまた選択肢のカードも不採用のカードも入れ替わり立ち替りが激しいものになるだろう。
固定概念に囚われることなくデッキを構築したいものである。